「むくみ」にきくツボ

朝起きて鏡の前に立つと、いつもの自らの顔と違っていてびっくりすることはないのですか。きっとそれは「むくみ」による現象かもしれません。

 

「むくみ」とは、リンパの流れが滞り、老廃物や水分が体の中にある皮下組織に溜まってしまう様子で、顔だけでなく体トータルでもおこりえます。症状による腎メカニズムの低下などはドクターでの受診をおすすめしますが、このたびは飲みすぎ、寝過ぎ、立ちっぱなしなどで出てしまった「むくみ」の症状に効き目があるツボを一部のご披露しましょう。

 

先に、顔のむくみを克服させるツボとして「天ゆう(てんゆう)」、「頬車(きょうしゃ)」、「太陽(たいよう)」、「水分(すいぶん)」をマッサージするとよいでしょう。

 

この「天ゆう(てんゆう)」のツボは耳たぶの後ろにある小さく突起した骨より指1、2本分下にポジションし、「頬車(きょうしゃ)」は、下あごの隅にある角の骨より指1本分内側にツボがあるのです
また「太陽(たいよう)」は眉尻と目尻の間の中央より指1本分ほど外側にポジションするツボで、これらは血の流れを良くし顔に溜まった老廃物を流し、「水分(すいぶん)」というお臍より指1本分上にポジションするツボで身体の中の水分のバランスを整えます。

 

そのうえとりわけ太ももやふくらはぎやヒップには「豊隆(ほうりゅう)」、「陰陵泉(いんりょうせん)」、「太谿(たいけい)」、「腎兪(じんゆ)」とよばれるツボ押しすることをおすすめします。

 

この「豊隆(ほうりゅう)」とは、膝の皿の外側にある出っ張った骨と外側のくるぶしを結んだ線の中央より指数本分ほど上にポジションしたツボで、また「陰陵泉(いんりょうせん)」とよばれる膝関節の外側の下にある突き出した骨の下のくぼみにあるツボ、斯くして「太渓(たいけい)」と呼ばれる内くるぶしとその後方にあるアキレス腱の間にポジションするツボと、「腎兪(じんゆ)」と」よばれるウエストのなおいっそうも細いライン上と背骨が交差したところより指2本分外側に向かったポジションにあるツボで体の血の流れを良くし、腎メカニズムをアップすることにより利尿働きを強化させ、むくみ軽減の効き目を予想することができるでしょう。